天国と地獄の日雇い派遣バイト②
どうも酒好きヒロです。
前回は開始5分で怒鳴られた「引っ越し」をupしました。
ちなみに、遊ぶ金が欲しかった私は、何度かこの引っ越し会社でバイトしました。
最初の方が異常なだけで、あとの方達は普通の方達でした。
どんな会社でも、変な人も普通の人もいるもんだと。
さて、前回は「地獄編」という感じで書かせてもらいましたが、今回は「天国編」です。
最高に楽で簡単で鬼コスパ良い派遣バイトでした。
1.簡単な仕事
いつものように派遣事務所に電話をして明日入れるバイト先を探した。
スタッフ「簡単な仕事でもいい?」
良いに決まってる。
いや、簡単だが怪しい仕事なのか?
不安だったが、指定場所の地図を知らされて、当日に備えた。
この天国バイト以前では、引っ越しやライン工場のみで、やる事は非常に簡単で頭なんか使わなかったが、とにかく体力は使った。
また同じような簡単だが体力を使うものだろう。
2.車にのるだけ
指定場所に着くと、そこは工場でもなんでもなく、ただ一階がドラックストアの商業ビルだった。
場所は駅前で交通渋滞が発生しているような慌ただしい街中。
「車に乗せられて蟹工船にでも乗せられるんじゃないか、、、。」
待っていると、中型くらいのトラックがドラックストアの前に停まった。
事前に会社名を聞いていた私は、このトラックから荷物をだして運ぶんだろうと思った。
「○○運輸の○○です。派遣さん?」
作業員の方から私に声をかけてきた。
作業着を着ていたので、私が今日の派遣だと思ったのだろう。
「今日はこのトラックに乗ってて!」
ん?
意味がわからない。
私「何をすればいいですか?」
「いや、駐禁の為に乗ってるだけでいいよ。お菓子食べても音楽聞いててもいいよ。一人乗ってれば駐禁きられないから」
なんと!
本当に「乗ってるだけ」なのか!
たしかに、乗ってる外を見ると駐禁の緑のおじさんがウロチョロしていたし、
作業自体大きな荷物はなく、事務所のイスや小さい家具を運んでいるだけで作業は一人で出来ていた。
トラックの中で私はちょうど買ったばかりのバンドのCDを聞いた。
アルバム通しで。
1時間ちょっとしたころ、終わったのか、作業員が来た。
「今日はこれで終わりです」
なんと!!
ほぼ1時間!
聞くと、駐車場のない作業場の時や、駅前の時は「乗ってるだけ」のバイトを雇うんだとか。
ちなみに私の派遣会社は、時給換算ではなく日当だったので、丸一日分貰った。
たった1時間で。
こんな天国みたいな仕事やばいだろ!
と、何度か私はこの会社にお世話になった。
しかも作業場がほとんど駅前とかだったので、知らん駅から徒歩20分の工場とかに比べて通勤面でも楽だった。
思うに、
簡単な荷物運びを、多くの作業員が一人でトラックに乗ってそれぞれやるのだろうと。だから二人体制では効率が悪いのだろうと。
これ以上の楽で簡単なバイトはこの先なかった。
いや、あるわけない。
ただ車に乗ってるだけなのだから。